こんにちは！
埼玉県で市街化調整区域の買取りを得意とする不動産会社、（株）アイエーのコラム担当カンです！
今回は皆様がお持ちしている土地それぞれに定められている「地番」について解説していこうと思います。
地番とは？
個々の土地につけられた整理番号であり、明治時代から地租改正事業の時から定められました。固定資産税などの管理をするため、一筆（一区画）の土地につき一つの番号が振り分けられています。
以下の画像で分かる通り、実際の土地は想像より多くの地番が設定されています。弊社でも土地のお値段査定調査を請け負ったとき、「一つの土地だと思っていたが、実は地番が複数に分かれていた」というお客様がたまに見られます。
（引用：川越市）
地番っていつ使う？
固定資産税の納税通知に使われるのでご存じの方も多いと思います。
（引用：新座市）
日常的に使われることは少ないかと思いますが、例えば相続登記や土地売却、分筆・合筆の手続きなどが発生する際に地番は必要とされるため、きちんと把握しておく必要がありますね。
手続や町名地番整理事業によっては、地番が変わることもあるため登記上の手続きがあったときには地番についてよく確認しておきましょう。
地番の調べ方
地番の調べ方は複数ありますが、やはり信頼度の高い回答を得られるのは公的な機関からの情報となります。自分の大切な土地に関しては正しい情報を理解していた方が良いかと思いますので、基本的に時間に余裕があるようでしたら役所での調査をすることをお勧めします。
① 権利証/固定資産税の納税通知書で確認する
もしも手元に権利証（登記識別情報）または納税通知書あるのならば、まずはそれを確認しましょう。
★権利証に関してのコラムはこちら
権利証は土地の保存登記時/所有権移転時に手に入り、固定資産税の納税通知書は毎年4~5月ごろに送付されてきます。特に固定資産税の納税通知書には自分名義の所有地が全て記載されているため、一番手っ取り早く自分の土地の地番を確認することができます。
②-1 法務局への問い合わせ
地方ごとに、不動産登記や戸籍謄本を管理している法務局という機関が存在します。ここで、大まかな場所が特定できれば、公図や住宅地図を用いて地番を特定できる場合があります。
また法務局では、地図や住居表示地番対照住宅地図が備え付けられている場合があるため、うまく活用していきましょう。
川越市、ふじみ野市、入間郡三芳町、比企郡川島町の法務局に関しての情報はコチラに掲載されています。
②-2 市役所への問い合わせ
固定資産税に関しては、市役所が管理をしています（川越市であれば資産税課）。
そこで固定資産税課税台帳（土地・家屋課税台帳）の閲覧申し込みが可能な自治体であれば、地番や所有者といった情報を割り出すことができるかもしれません。
また、他者名義の土地であっても委任状と本人確認証明書があれば、名寄せ帳（固定資産を所有者ごとにまとめたもの）を用いて個人の所有地を明らかにすることができます。
川越市役所で上記の書類を取得する場合にはコチラの金額がかかります。
③ 土地地番図の閲覧
地番図とは、固定資産税の評価指針のため作成された地図であり、土地の地番や配置などを表示したものです。
字限図、地番参考図、固定資産地籍図などの呼び方があり、行政がインターネット上で無料公開している場合があるため、調べてみましょう。
（本庄市：ほんじょうマップで本庄市役所付近を検索した場合）
ちなみに川越市では、2021年12月現在インターネット上に地番図は公開されていないようです。
④ 住居表示地番対照住宅地図（ブルーマップ）を見る
住居表示地番対照住宅地図とは、通常の住宅地図の上に地番情報を重ね合わせた図面です。
（引用：株式会社ゼンリン）
地番から住所を、または住所から地番を調べたいときに使われる最も簡単な調べ方となります。こちらは登録してインターネット上での利用（有料）をするか、冊子を購入するかで閲覧することができます
が、ブルーマップは結構なお値段で販売されているため、法務局などに備え付けのブルーマップがある場合にはそちらを見た方が良いでしょう。
ちなみに住居表示の大まかな参考図だけを見たい場合は国土交通省のコチラのページに参考調査ができます。
⑤ 登記情報提供サービス
パソコン/スマホから土地・家屋に関する登記簿上の情報を取得できる登記情報提供サービスは、個人でも（有料で）利用可能です。コチラの登録をすることで、地番から所有者情報を確認するだけでなく、ブルーマップと同様の図面を閲覧することができます。
個人利用で登記情報提供サービスの登録を行う場合、初回のみ登録費用300円を支払えば、上記のような「地番検索サービス」が追加費用なしで利用できるようになります。ただし、初回登録に一週間程度の時間がかかることには注意しましょう。
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今回は「地番 調べ方」に関してのコラムを執筆しましたが、ご理解いただけましたでしょうか？
地番はどの土地にも必ず定められている番号であり、土地の売却や査定に際して必ず必要になってきます。住所と区別がつきづらいかもしれませんが、いざというときに困らない様、所有地の地番については把握しておく必要があります。
さて、土地のお悩みといえば、所有地の売却に関する問題がありますね。土地売却/活用に関して疑問をお持ちのお客様は土地買取を得意とする不動産屋に相談してはいかがですか？我々アイエーは、埼玉県川越市を中心に土地高価買取を行っております！
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