【未来年表】気分はタイムトラベラー!最新の近未来予測はこれだ
更新日:2022/2/7:内容を追加しました。
こんにちは~。川越市の不動産屋、アイエーの鮎太郎です!
今回のコラムではイギリスのアート作品で訴えかけられている環境問題についても絡めつつ、近未来について解説していこうと思います。
未来年表って知っている?
未来年表というものを皆さんご存知でしょうか。いつの時代も未来の予測は人々の関心を集めてきましたが、現代でもなお様々な機関が未来の様子を予測しようと研究を行っております。やはり予想は予想となってしまうために正確さに欠けてしまうような情報もありますが、中には正確な情報に基づいた信憑性のある予測なども存在します。
今回は私が個人的に関心を持った未来の出来事について、関心を持ったテーマについてピックアップしていこうと思います!
先ずは身近な未来についてみてみよう!
今回参考にする未来年表は野村総研が公開している2100年までを予測した年表と、生活総研が公開している2150年先までを予測した未来年表の2種類です。それではまずはここ数年で起こる近未来の出来事についてみていきましょう!
2021年
・福島第一原子力発電所のプールにある燃料デブリの取り出し開始 (東京電力)
・燃料電池で走るハイブリッド鉄道車両の実証実験が、国内ではじまる(日経新聞)
2022年
・成人年齢を18歳へ引き下げ (法務省)
・個人の生活、健康状態、労働状況などを常時把握し、アドバイスするシステムが実用化する(文部科学省 科学技術政策研)
・国際宇宙ステーション(ISS)を利用したロシアの宇宙ホテルが、最初の宿泊客を迎える(Gigazine)
・沖縄県宮古島市で、人を乗せて成層圏を飛ぶ観光風船が完成する (沖縄タイムス)
・鹿児島県の奄美大島で、野生化したマングースの駆除が完了する (日経新聞)
2023年
・救急車の出動件数が約619万8000件でピークに達する(日経新聞)
・米国の宇宙企業(スペースX)が、月の周回旅行を実施する (毎日新聞)
・軽くて強い人工クモ糸の生産が、この年以降に米国ではじまる(日経新聞)
・人や物を乗せた「空飛ぶ車」が実用化する (西日本新聞)
・全国の空き家の数が1394万戸に達する (北海道新聞)
たった2年後でもこんなにSF的!
2年後の世界は思ったよりもだいぶ未来的ですね!国際宇宙ステーションを利用したホテルや月旅行、はたまた空飛ぶ車など、”21えもん”の世界観に徐々に近づいてきている気がします笑
そして鋼鉄よりも4倍強くナイロンより柔軟な300度の熱にも耐える糸、人工クモの糸がアメリカで量産体制に入るようです。この糸の活用法は多岐にわたり、様々な業界に影響を及ぼすであろうことは想像に難くありません。この先の未来年表では宇宙開発についても触れていきますが、宇宙開発分野でも大いに力を発揮することでしょう。
さて、明るいニュースの傍らで空き家問題についても話題が出てきましたね。空き家の件数は年々増加しており、地域に与える悪影響も無視できません。どんな影響があるのかについては下記のコラムにてご確認ください!
関連コラム:空き家の固定資産税は6倍になるって本当!?【空き家特措法と影響について】
2030年代から2050年までの出来事
2030年
・リニア中央新幹線(名古屋~大阪)が開業(国交省)
・世界人口が90億人に到達 (国連)
2031年
・メタンハイドレートの採掘利用技術が実用化する(文部科学省科学技術政策研)
・地球周回軌道の宇宙観光旅行が実現する (文部科学省科学技術政策研)
・農業の生産性、人手不足、担い手不足を解消するAI、IoT、ロボット技術が実用化する (文部科学省科学技術政策研)
・ネットワークを通して世界のテレビを言語の障壁なく視聴できる技術が実用化する (文部科学省科学技術政策研)
2032年
・ロボットが精神面で人間を上まわる(COMPUTERWORLD)
・太陽光で水を分解する水素生産プロセスが実用化する(文部科学省科学技術政策研)
2033年
ビックバンの再現による宇宙空間での資源創造が技術的に可能になる(文部科学省科学技術政策研)
3034年
脳、神経と直接に信号をやりとりするブレイン・マシン・インターフェースが実用化する(文部科学省科学技術政策研)
2035年
上空3万6000キロの宇宙空間から太陽光エネルギーをマイクロ波で地上に送電する宇宙太陽光発電所(ソーラー・パワー・サテライト:SPS)が実現する(読売新聞)
2036年
この年までに巨大地震が発生する(東南海地震60%、南海地震50%の確率)
3037年
アクティブな振動制御と早期警報で、地震の被害をゼロにする構造物が実現する
2038年
世界のコンピューターが同時に誤動作する「2038年問題」が到来する(Slashdot)
汎用の量子コンピューターが実用化する(文部科学省科学技術政策研)
2039
自動車が一般道で自動走行できるようになる(文部科学省科学技術政策研)
2040
永続的に使用可能な有人月面基地が実用化する(文部科学省科学技術政策研)
2041年
福島第一原発1-4号機の廃炉工程が完了する《最短の場合》(毎日新聞)
2045年
人工知能AIが人間の能力を追い抜く (2045年問題)
2048年
日本の人口が1億人を下まわる (朝日新聞)
2050年
海は魚よりもごみの量が多くなる(環境省:環境白書)
科学技術の邁進が著しい30年
2031年のメタンハイドレードの実用化もワクワクしますが、2032年に予想されている太陽光による水素生成手段の開拓も待ち遠しいですね!次世代燃料車として電気自動車と同じく期待されているのが水素自動車ですが、エネルギー問題の観点から水素自動車の方に期待を寄せる意見も多いです。2032年にクリーンな水素生成の技術が開発された暁には、水素自動車の普及を後押しすることになりそうですね!
さらに2035年に予想されている電気のマイクロ波送受信技術についてですが、これが実用化すればエネルギー問題や環境変化問題の解決にだいぶ近づくことだと思います。地上での太陽光発電では天気などの環境により安定した電力生産が難しいですが、太陽光パネルを宇宙空間に設置してしまえば天気や塵などによる影響を受けにくいです。メンテナンスやコストの問題もあるかとは思いますが、電気の送受信にはかなり夢がありますね!
2040年頃には月面基地設置が予測されているようです。アルテミス計画やムーンバレーなどといったワードで検索すれば様々な情報を見ることができると思いますが、これらの計画は国家間で大真面目に研究されていることです。
いつしかNASAで有人飛行による月面探査計画の打ち切りを発表していましたが、今後も変わらず月への期待は増していくことになるのだと思います。NASAがロケットを飛ばすとなると、それに代替する国や民間企業などが主軸となり宇宙開発を行っていくのでしょうか....?
月面市民の登場、ひいてはジオン公国成立まであと100年もかからないかもしれませんね笑
2051年から2099年までの出来事
2052年
世界の経済成長が鈍化した後も気候変動が続き、地球の平均気温が約2度上昇する(日本経済新聞)
2056年
・米国スペースX社が、早ければこのころ、火星に人口100万人の都市を建設する(40-100年後)(朝日新聞)
・ロボットが社会的な責任を果たすようになり、法的な根拠となる「ロボット権」の付与が問題になる (読売新聞)
2060年
世界の資源利用量が倍増する(ニュースイッチ)
2081年
この年以降、地球温暖化の影響で海面の平均水位が最大1.13メートル上昇する
2095年
空気中の二酸化炭素濃度が1.8倍に達し、この年までに、日本の年平均気温が、約3度上昇する(読売新聞)
2099年
気候変動による大麦収穫量の減少が、ビールの価格を2倍以上に押し上げる(朝日新聞)
宇宙開発がより一層活発化する!
2040年頃には月面基地の設置が計画されていますが、その16年後にはなんと火星に都市を作ってしまうという構想があるようですね!それ以外にも民間企業による小型惑星の商用利用など、宇宙開発分野はどんどん民間企業に浸透し、宇宙開発は飛躍的に進んでいくことが予想されています。
宇宙開発に関連して急速に進んでいくと思われる技術がコンピュータ関連です。2099年ころまでには「シンギュラリティ問題」として知られている人口有能の登場が予想されており、読売新聞の記事ではさらにその人口有能に法的根拠を据える法整備が行われる未来が予想されています。ロボットに自動車免許を発行するような未来が来るのかもしれませんね!もっともその未来においても自動車を運転するための免許があればの話ですけどね....。
明るい予想の一方で環境変化による問題もますます深刻化していくことが予想されています。技術の進化は推測に頼らざるを得ないところが大きいかもしれませんが、地球環境の変化については蓄積されたデータによってほぼほぼ確定的な出来事と言ってもいいくらいに正確に予想されています。
その最たる例がプラスチックゴミ問題や宇宙ゴミ問題、地球温暖化による環境変化の問題などですね。最早いつかどこかで起こる危機という時代ではなくなり、現代人の体内からもマイクロプラスチックが見つかるなど、後回しにしてきた責任が降りかかってくる時代に突入しかけています。
このコラム内にて「一人一人が地球環境への意識の改善を」などと啓発するつもりはありませんが、地球温暖化による影響(生産効率低下やごみ問題の深刻化など)や、将来起こりえる回避できない出来事を事実として受け止める必要がありそうですね。
2100年から2500年までの出来事
2110年
このころ10センチ以上の宇宙ごみが1万個以上増える(読売新聞)
2112年
ドラえもん誕生
2115年
世界の言語の数が600程度に減少する(日経新聞)
2119年
昆虫がいなくなる (現在の環境悪化がそのまま続いた場合)
2121年
バッテリーを搭載した電気自動車(EV)が、ガソリン車、燃料電池車(FCV)とともに博物館の展示物になる(日経新聞)
2140年
2009年に登場したビットコインがこの頃マイニングされ続けた末に発行上限に達する。(yahooニュース)
脅かされる人の生存圏
さて、地上でのゴミ問題に関しては皆様も多少は関心が向いているとは思いますが、実は現在でも宇宙ゴミの問題は未解決のまま着手されていない問題となっています。2110年頃には宇宙開発による影響もあってか、10センチを上回る宇宙ゴミの数が1万個以上もの数になってしまうようですね。宇宙ゴミとは宇宙空間を漂う人工物の事を指しますが、宇宙空間を漂えるということは宇宙第一速度(秒速約 7.9 km)を有しているということになります。
ちなみに弾丸の速度は9mm弾で秒速381m、AK-47で使われているライフル弾では秒速約715m程度であるようです。もしも宇宙ゴミが宇宙船などにあたってしまった場合には致命的な損害が出てしまいそうですね...!
そしてドラえもんの誕生から7年後には昆虫の絶滅が予測されています。現在では昆虫のうち41%の種類の個体数が減少傾向にあるようです。もしも本当に絶滅してしまったら、もしくは種そのものの個体数が減少してしまったら現在の生態系は維持できず、植物や作物の繁殖にも支障をきたしてしまいます。さらっと解説しましたがとても深刻な問題となっています。
諸問題の解決を努力するのか?放置するのか?
いかがでしたでしょうか。最後の方はちょっと暗い内容となってしまいましたが、来る地球温暖化や諸問題について、対策に取り組んだ場合と放置した場合でその結果が大きく変わることも分かっています。例えば氷河の消失に関してももはや手遅れではありますが、消失のスピードを緩和することはできそうです。
人の手による環境の悪化のスピードを緩和することができれば、科学技術によって問題が解決する時が来るかもしれません。いずれにせよ今のままの生活では必ず歪が生じるタイミングが来ますので、はやめの内に危機感を感じて新たな道徳を形成していきたいですね。
さて、現在弊社のある川越市はありがたいことに人口増加の傾向にありますが、新たに流入してきた人々はどこに新居を構えるのでしょうか?新たに土地を切り開いて家を建てるのでしょうか?新たに土地を切り開かなくとも空き家や耕作放棄地が多く存在しているのに、合理的ではないように思います。
皆様も空き家や耕作放棄地や管理できていない遠隔地など、管理が行き届いていない土地をお持ちであればぜひ弊社までご連絡ください。
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更新日:2022/1/26:記事の見直しと画像追加を行いました。