住宅に消火器の設置義務はある?消火器の処分方法・使い方などを川越の不動産屋が解説!
更新:2021/04/02 18:14 おすすめコラムを追加しました。
こんにちは、川越市にあるアイエー本社の鮎太郎です。
2021年2月13日、つまり4日前の23時ごろに福島県沖で震度6強の地震が発生しました。眠くなってくる時間帯に大きな揺れが来て驚いた方も多いのではないでしょうか。
たまにある震度3程の地震の際にも同じことが言えますが、こういった節々で防災対策を見直してみると良いかも知れませんね!
という訳で本日は「消火器」についてのコラムを書いていこうと思います。
それでは早速本編に参りましょう!
一般家庭に消火器の設置義務はある?
結論から申し上げますと、一般的な住宅に消火器の設置義務はないとされています。しかしながら、家庭用消火器の設置については消防署も奨励しているため、今回は消火器の値段や処分方法など役立つ知識をお届けできればと思います。
消火器の性能と火災の種類について
皆さんは火災にも種類があるという事をご存知でしょうか。その中でも一般的な消火器が対応している火災の種類についてご紹介いたします。
1.普通火災 (A火災)
普通火災とは紙や木材や繊維など 「普通可燃物」が燃える火災の事を指します。おそらく私の家にある羊のぬいぐるみも普通可燃物です。
余談となりますが、木材は250度程度で自然発火し、新聞紙だと約290度、木綿だと約490度程度で自然発火してしまうそうです。火災が発生している建物は約7分半ほどで内部温度が1000度に達するようですので、大体のものは燃え尽きてしまいそうですね。
2.油火災 (B火災)
油火災とは石油や灯油など、油によって引き起こされる火災の事を指します。毎年冬に注意喚起されているガソリンストーブによる火災なども「油火災」となります。
油火災は消化しにくいという特徴があり、水を直接かけて消化を試みようとすると、水の表面に燃えた油が浮かんでしまうことにより広範囲に燃え広がってしまうという恐れがあります。
3.電気火災 (C火災)
電気火災とはコードやモーターまたは変圧器など、電気設備からの出火は電気火災と呼ばれます。
沖縄のシンボルであった首里城での火災も、出火原因こそ特定できなかったものの電気設備があったエリアから燃焼が開始されており、電気火災が原因だったのではないかといわれています。
正しい消火器の使い方
前のトピックでは火災の種類について言及しましたが、ここで3種類すべてを完璧に記憶する必要はありません!
なぜなら消火器の裏面を見ると、その消火器が対応している火災の種類をイラスト付きで紹介してくれているからです。これなら初めて消火活動を行うといった場合でも、落ち着いて火災の種類を見定めることが出来そうですね!(※多くの消火器はA.B.C火災それぞれに対応しています!)
しかし、消火器そのものを使えないと消火活動すらままなりません。
ここで今一度消火器の利用手順を見直してみましょう!
1.消化する前に周囲の安全確認!
消火器で鎮火できる火災の目安は、おおむね天井に到達しない程度の炎の高さまでとされています。初期消火の時点でこの目安を越えてしまっている場合は、消火活動よりも避難を優先させましょう。
2.黄色い安全ピンを外す
安全ピンを外せば消火器はいつでも消火剤を噴射できるようになります。
3.ホースの先端をもって火元を狙う
消火剤を効果的にまくためには火元まで7~8m程度まで近づいて消火器を使う必要があります。家庭用の消火器などにはホースなどが付いていないタイプのものもありますが、ホースがあるものはしっかり先端を握って狙いを定めて消火器を使いましょう。
また、消火剤の噴射時間は概ね12~15秒程度しかないようです(詳しくは消火器裏面に記載あり!)。火元を薙ぎ払うように、ホースの先端を若干左右に振りつつ、火元をしっかり狙って鎮火を試みましょう!
4.レバーを握って噴射開始!
黄色い安全ピンを外した消火器はレバーを握るだけで噴射できるようになります。
粉末状の消火剤を噴射する消火器などは、消火活動の際に粉を誤って吸い込んでしまう事もあるかもしれませんが、見た目とは裏腹に人体には無害な粉末ですので多少なら吸い込んでしまっても問題は無いでしょう。
さて、ここまで4段階で消火器の利用法を解説してきましたが、ここで手順を完全に覚えてしまう必要はありません!なぜなら消火器の裏面に正しい利用方法が表示されているからです!
ふと消火器の利用方法を思い出したくなったような場合には、是非消火器の裏面を一度見てみてください。
埼玉県 三芳町消防団 ハイパー初期消火隊によるレクチャー
消火器を捨てる方法はこれだ!
消火器の購入は簡単ですが、処分となるとなかなか二の足を踏んでしまう事もあるのではないでしょうか。とはいうものの、消火器の処分方法が複雑という訳ではありませんのでご安心ください!
消火器によってはメーカーさんが期限切れの消火器を回収してくれるところもあるみたいですが、そうでない場合には「消火器リサイクル推進センター」というところに処分をお願いするのが便利かもしれません!
消火器は回収しに来てもらう事も可能ですが、指定の処分業者に持ち込むと若干価格は安くなります!
処分してもらえる消火器の見分け方
消火器リサイクル推進センターではスプレー缶タイプの消火器以外で、国家検定合格証(シール)の貼られた消火器は処分してもらえるようです!
このシールは消火器の裏面に貼ってありますので、ぜひご確認下さい!
(参考画像:国家検定合格証)
処分費用
処分費用は小型の家庭用消火器でだいたい500円〜1000円程度で、それ以上の大きさのものは2000円~3000円程度となっているようです。
具体的な費用に関しては引き取り距離や諸条件によって異なるとのことですので、直接窓口に問い合わせてご確認下さい。
主な出火原因
平成29年度の出火件数は合計で3万9,373件であったようです。このうち火の不始末や、不注意による出火は70%を越えると書かれています。それでは主な出火原因をランキング形式で見ていきましょう。
第3位 コンロの不始末・不注意 (3032件)
コンロの火の不始末はほとんどがガスコンロによる出火のようです。そしてそのうちの約半数程度が火の消し忘れからの出火となっています。
皆さんも身近にガスコンロはあるのではないでしょうか。コンロを使用する際には目を離さない、そして使用後はしっかりと火が消えていることを確認しましょう。元栓まで閉めればパーフェクトだと思います!
第2位 放火 (3528件)
平成29年度の出火原因の第2位には“放火”がランクインしています!“放火の疑いのある出火”も含めると合計件数は5833件にも及び、出火件数は1位をゆうに越えてしまう頻度となっています。
放火による火災は決して珍しい事ではないという事が分かりますね!
第1位 タバコの不始末・不注意 (3712件)
最もよくある出火原因はタバコの不始末や不注意であるようです。確かに街を歩いていてタバコの吸い殻を見かけることも珍しくないので、納得のいく結果だと思います。その中でもタバコによる出火のうち約60%程度は、“タバコの不始末”によって引き起こされているようです。
私の身の回りにも愛煙家は多くいますが、タバコを吸う以上はしっかり責任をもって処理して頂ければと思います。タバコを吸わない人でもポイ捨てはダメですよ!
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火災は身近に危険が潜んでいる!
ここまで読んでみて如何でしたでしょうか。消防白書の出火原因の欄を見ていると、個人に防災意識があったとしても本人の知らないところで火災に発展してもおかしくないような要因が多くあるように思えます。
まずは私自身の防災意識を高く維持することが大切かも知れませんが、いざという時の為に初期消火の手順などもこの機会に見直してみてくださいね!
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