川越市の防災ハザードマップを簡単に見てみよう【川越周辺を例に解説】
更新日:2021/5/12:フォントの色の修正を行いました。
こんにちは!川越アイエー本店のサイト担当の鮎太郎です。
最近は日が沈んでから急激に寒くなるようになってきましたね。巷では「go to eat」が盛況なようですが、私はお家で温かく過ごしています。寒いのも暑いのも苦手ですので、仕方がないですね。
ところで、皆さんは自身がお住いの地域のハザードマップを見たことはありますか?
昨年2019年10月4日 ~10月20日に発生した台風19号(通称ハギビス)では、日本全国に大きな被害をもたらしました。当時はそのような状況の中で市区町村が運営するウェブサイトへアクセス数が集中した結果、市役所のサーバーがダウンしてしまい、ハザードマップが見れないといった状況が発生してしまいました。今後はそのような事態に備えて、複数の情報取得手段を用意しておいたほうが良いかもしれませんね!
それでは、本日のテーマであるハザードマップについてみていきましょう!
ハザードマップは見たことある?
ハザードマップとは震災や水害などの自然災害が発生したとき、どのような場所がより危険度が高いのかを予測して、直観的に知ることができるように作成された地図の事です。
しかし一言にハザードマップといってもその種類は豊富!例えば震災と水害では危険と予測されるエリアが大きく変わっていることもあります。様々なハザードマップをうまく使い分けていくことが大切です。
ハザードマップは国土交通省や市区町村のサイトから、スマホからでも簡単に閲覧することができます。今回は川越市を例にみていきましょう!
川越市のハザードマップ
川越市のハザードマップは川越市役所のウェブサイトから確認することができます。ここでは大きく分けて4種類のハザードマップを見ることができます。
マップエキスパート
マップエキスパートでは日本全国の土地について、様々な情報を調べることが出来ます。その中にハザードマップを表示させる機能があり、「氾濫水位」、「津波」、「土砂災害」についての予想危険区域を見ることが出来ます。
ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営しているハザードマップの総合サイトです。トップページからは「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」を選ぶことができ、「わがまちハザードマップ」では身近な地方公共団体が運営するウェブで公開されているハザードマップを検索することが出来ます。
もう一つの「重ねるハザードマップ」では過去の代表的な被害状況をもとにハザードマップを閲覧することが出来ます。いざ、自然災害に遭遇しそうな時のほか、引っ越しを検討している時にもぜひ参考にしてみてください。
川越市地震ハザードマップについて
川越市では予め予想された5つの大きな地震発生源のうち、最も川越に影響を及ぼすであろう震源地(関東平野北西縁断層帯地震)を想定してハザードマップを制作しています。
川越市の地震のハザードマップは情報面と3種類の地図に分かれていて、それぞれ「ゆれる大きさ」、「危険度」、「液状化危険度」となっています。
危険度マップは地震発生時の建物の倒壊危険度を表していて、築年数や建築材などから危険度を予測しています。
液状化危険度マップは地震が発生した時の液状化現象の被害の度合いについて、それぞれの土地の様々な地理的なデータから予測されています。液状化現象とは地震によって地表が液体のように変質してしまう現象で、建物や地下の構造物は地盤によって支えられているため大きな被害につながってしまう可能性があります。
川越市土砂災害ハザードマップのについて
川越市では「土砂災害防止法」に基づいて埼玉県が指定した地区の周辺についてハザードマップを作成しています。
ここでは主に急傾斜地の崩壊によって人や建物に被害が及びそうなポイントがハザードマップにて警戒されていて、岸町2丁目付近や仙波町4丁目周辺などがピックアップされています。地図ではそれぞれの地区での具体的な避難経路の目安などを確認することができます。
この土砂災害ハザードマップでは特に大雨の際の積極的な避難や避難経路の確認、適切な情報収集などを呼び掛けています。2019年の台風19号ハギビスの際も問題になりましたが、本格的な大雨となってから行動を起こすのでは冷静な判断がしづらくなってしまいます。余裕のある日頃から避難場所や避難のタイミング、情報を得る手段などを確認し直してみてはいかがでしょうか。
川越市の水害ハザードマップについて
川越市の周りには大きな河川が市を囲うように流れているために、水害ハザードマップでは広いエリアに警戒を呼び掛けています。
市内全域をカバーした大きい地図のほかに地区ごとのハザードマップも用意されていますので、細かく見ていくことができます。川越市全域の地図でも地区ごとの地図でも避難経路の目安となる道や方向が記されており、そのほかに避難場所や橋の位置、水防倉庫や公的施設(病院や警察・消防署など)などの位置が分かりやすく示されています。
水害のハザードマップなどは冊子としても配布されています。これらの情報をもとに、周辺地域の危険度を自覚しながら日々水害などの自然災害に備えていきましょう。
内水氾濫って知ってる?
水の氾濫というと川の堤防の決壊などを想起すると思いますが、内水氾濫というものは堤防の決壊などとは内容が異なります。
内水氾濫とは、雨水などが排水しきれなくなってしまって水が溜まるといったような水害の事を指します。川越市でもそうですが、市街化の推進などによって地面がアスファルトやコンクリートで固められて水が地面に吸収されにくくなり、さらに近年頻発しているゲリラ豪雨のような短時間の大雨によって内水氾濫の危険性はより高くなってきています。
内水ハザードマップについて
内水ハザードマップは記事面と地図の2部で構成されています。地図の方では内水氾濫の危険度が高い地域が色分けされており、各避難所の連絡先などが記載されています。気になるポイントは床上・床下浸水実績として色分けされている場所です。ここでは過去に実際に被害があった場所がピックアップされているために、地図を見るうえで大変参考になります。
内水ハザードマップの記事面では避難指示・大雨警報の種類や雨の強さの段階表、10㎝程度の水の侵入を防ぐ簡易的な水防方法などが記されています。ぜひ防災対策の一環として目を通してみてください!
ハザードマップを活用しよう!
いかがでしたでしょう!一口にハザードマップといっても様々な種類の地図や色々な情報が記載されていましたね。これらの情報は時が経つと内容も更新されていきますので、余裕があるときに再確認しておきましょう。また実際の状況に適した行動をとるために、インターネットやテレビを活用してリアルタイムでの情報収集も心掛けてください。
さて、こうしてハザードマップを眺めていると、皆さんも土地に関しての悩みなどが浮かんでくるのではないでしょうか。土地に関するお悩み事なら我々アイエーにお任せください!我々は土地のプロフェッショナルです!
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